

ダイレスフォーミングとは新たな板金形成技術で、3Dデータを用い所要の形状を、プレス加工及び熟練技能に頼らず、容易に作り出せる新しい方法です。
この新技術にチャレンジし、袖仕切の製品化を達成しました。
ダイレスフォーミング(別名:インクリメンタルNCフォーミング)の原理
Z軸に取付けられた先端の移動工具(球状)により、X−Yテーブル上の治具に固定されたワーク(被加工材)を押さえつけながら、等高線データにより逆張出を行う成形法。
※このダイレス成形法は職業能力開発総合大学校の教授が開発・特許を取得しています。

頭部のみを受け、それより下部はデータによる空間成形
主な特徴
- 手作業に頼る板金成形品を高品質、低価格で提供できる
- 手作業では困難であった成形品が容易にできる
- 技能伝承の難しい技能を機械化することで継承できる
開発に成功した製品例
鉄道車輌用袖仕切 |
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開発の概要
鉄道車両の長椅子の両端にある袖仕切を、全く新しい技術を用い製品化したものです。特徴としてリサイクル性に優れ軽量、低コスト、リードタイム短縮などの機能を満足し、各要素技術の相乗効果によりもたらされました。 |
製品断面と開発した要素技術
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横浜製機における生産体制(設計から完成まで)
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